Profile
Satoshi
1988年 福岡生まれ
海外出張の記録にカメラを購入したのをきっかけに、
写真で表現をする世界に足を踏み入れる。
都内で人物写真を中心に撮り、ファンタジーな世界感ある写真を撮り、セミナーなども精力的に活動している。
元プロジャグラーの経歴を活かし、アートとエンターテイメントの狭間の表現を模索している。
Biography
2011 Graduated from Kyushu Institute of Technology, Faculty of Information Engineering
2012 Juggling World Championship Winner
2014 Became a registered performer of Cirque du Soleil
2014 Worked as an entertainer on cruise ships
2017 Retired from performing and became a photographer
Awards/Prize
2019 One eyeland Best of best photographers
2021 BIFA 3rd Advertising-Beauty
2023 BIFA Gold winner in Advertising / Beauty
Bronze winner in Advertising/fashion
2024 TIFA Silver winner in Advertising / Music
Exhibition
2022 solo exhibition “Shin”
2023 solo exhibition “Fantasy 作品展”
2024 solo exhibition “ゆらぎ”
Gallery
アーティストステートメント
《現実とファンタジーの狭間で生まれる想像力》
Satoshi Etoh
私は、現実とSFやファンタジーの境界が曖昧になるときに想像力が刺激されると考えています。そして、その想像力こそが科学技術の進歩を促す力になると信じています。この考えを表現するために、偶発性を活かした写真作品を制作しています。
アーサー・C・クラーク(1917 ~ 2008)の代表作『2001年宇宙の旅』に登場する地球を周回する通信衛星のアイデアは、当時は空想の産物と見なされていました。しかし、後にその構想は現実化し、今日の通信技術を支える重要な基盤となっています。この例は、空想の力が科学技術の発展を促したともいえます。
私は写真を「記録」と「表現」の両面を持つ視覚的な手段として捉えています。写真が現実を記録する特性は、私のファンタジー作品に現実味を与え、「もしかすると本当かもしれない」と感じさせる信ぴょう性を高めます。一方で、液体や煙などをセットに取り入れることで偶発性を演出し、光や質感に独特の表情を与えています。この手法により、現実とSFやファンタジーが重なり合う曖昧な空間を作り出しています。
こうしたアプローチを通じて、非現実的でありながらも、現実の一端を感じさせる写真で鑑賞者の想像力を刺激することを目指しています。その結果として、私の作品が科学や技術の発展を支える一助となることを願っています。